私は、小さい時から町の保健師さんが身近にあり、その笑顔がとても好きでした。顔を見るだけで、ほっとし、元気がでました。学生時代は、保健室の養護教諭の先生がその役割でした。私が保健師の道を選び、「街の保健室」を開きたいと思った原点でもあります。

保健師とは、地域の人々が健康的な生活を送れるように生活に密着して、病気の予防や健康増進のために保健活動を行います。赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層が対象で、一人ひとりの生活や健康状態をお聞きし、その方の価値観や生き方を尊重しながら必要な対応を一緒に考えていきます。

「健康」は、単に病気がないことではありません。病気があったとしてもうまく付き合いながら、精神的にも社会的にも、そしてスピリチュアル(生きがい)でも満足し、「生き生きと自分らしく生活できる」「生きたいように生きる」「幸せに生きる」 そんなお手伝いをしたいと思っています。